どんぐり

昔からいろいろと過ぎた時間の中で自分がしたことについていろいろと考えることもあるけれど結局は無駄。ということを実感することを何度繰り返せばいいのか。公園で小さな子供が一つどんぐりを拾っては手の中の別のどんぐりが地面に落ちて、また拾っては落としてを繰り返していた。でも本人楽しそうだしいいかとそんな感じでやれればいいんでないのか。

目の前だけではなくていろいろと目んたまをぐりぐり動かして見れば薄いブルーの空はどこまでも高いし、飛行機は飛んでる。生垣の椿は狂い咲いているし、花はこんなに寒い季節でも咲いている。地面を見たって、どんぐりが落ちている。あんまりにも楽しそうだったので自分も一つどんぐりを拾ってみればちょっと何かを得たような気がしてうれしくなってしまって三つ子の魂百までだなーと思う。

最近、年を取ったせいか、間違えたり失敗したりすることがすごく怖いけれどそれはなんだか自分自身を縛っているようなのでまあ、あんまり間に受けないようにしようと思う。阿呆は阿呆なりに踊り方があるはずだ。続けていれば、そこに居続けることができればそのうち、味や居場所ってのができてくるかな。