いろいろと変化が起こっても人間というものはそれなりに対応してペースを作っていくもののようで。

企業でも部や課といった一定のグループの中でも、新陳代謝というか入れ替わりは行われている。

いろんな変化の中で、「どうなるのかな」とぼんやりとした盆地の朝の霧のような視界を柔らかく遮る不安はいつの間にか晴れている。というか目のほうが慣れてくる。不安を見ないように目を手で覆うのはより自分を困難にする。

とりあえず前にも進まず、後ろにも後ずさらずに「その場に留まる」というのも立派な選択肢の一つに思える。

だいぶ前から知っていた音楽がある日、突然しっくりくるというか夢中になるというか。とても幸運。求めるものは必ずしも冒険の先にあるとは限らないらしい。案外、すでに持っていたりするようだ。

日が暮れるのが早くなって、冷えるようになってきた。ガソリンの値段を告げる看板は日に日に値上がりを示している。熱いコーヒーもすぐ冷める。鰤が安い。CMはクリスマスモード。

そんな景色の中でいろいろと思い悩んでいるけれどそれ自体、無駄。