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ラジオから流れてくる井上陽水の少年時代。
ここ一週間近く、早く起きてランニングをするようになった。
と書けば聞こえはいいんだけれど半分はウォーキングになっている。前日の食事や睡眠が良かったのか悪かったのかランニングをすればすぐに分かる気がしている。やっぱり悪い生活をしていると走るのがつらい。
ランニングが続いている理由は二つあって自分の体がランニングに少しづつ対応してくれていることが楽しいのと、街の景色が新鮮だから。
夜明け近くにゾンビのように眠たい足取りで集まり、宗教のように一糸乱れぬ動きでラジオ体操をする人々。
決まった場所で毎日、餌待ちをする猫。
朝からフルパワーで電柱の足元をビチャビチャにしている犬。
昔から旅をしている時もそうだったけれど早朝っていいですね。上り始めの太陽が染める紅い空と少しひんやりした空気とが、何かすばらしいことが始まる気にさせてくれる。そんなすばらしいことは頻発しないのであくまで気分ですが、そんな気分にさせてくれるだけいいです。