コートを着なくても朝晩よくなった。

出かける頃はもう日が昇っている。

春が近いのか今日はよく猫を見かけた。

テレビを見ない。

闘病話や病院24時は見ない。ERだけは別。

自分が経験した病気の話をテレビでやっていて主人公が死んだりするとなんだか生きていることが申し訳なく思うと同意に、明日が来ることを前提としてさまざまな欲望を抱く自分に吐き気がする。

僕は口ではいいことばかり言っているが中身は真っ黒だ。黒いマグマでどろどろだ。

これも人間かと思う。

塀の向こうに見える梅はつぼみではちきれそうだ。

春はまだ来ていない。

三つ子の魂、百まで。

食習慣は小さい頃の影響が絶大だ。

息を吐きながら潜水をするおっちゃんはセイウチのようだ。

もう夢でさえも願うことは辞めようと思う。

願っていたらいつまでたっても会えやしない。