秋は手前
親知らずを抜いた。
今回は割ることなく抜いてもらった。歯医者さん、あなたの技術にありがとう。
しかし、うまく抜いてもらっても親知らずが抜けて体が傷ついたことにかわりはなく、微熱気味である。
前回は炎症を起こして一週間くらいしんどかったけれど今回はそうでもないようだ。
前回の教訓を活かして、治療後の食事はゼリー飲料中心にとか、ヒエピタを常備するとかいろいろと対策を取った上に、歯医者さんも毎度ながらケアの仕方を丁寧に教えてくれたり、前回はなかった消毒用のうがい薬を処方してくれたり気を使ってくださったお蔭かもしれない。
しかし、一番ショックだったのは若い頃のように寝れなくなっていたことだ。体が調子の悪い時は、病院に行き、できるだけ栄養を取り、そして寝て体を休めることだと思っているがあまり長い時間眠れない上に、寝すぎると肩が凝って、頭痛がしてくる。今日はサロンパスを買って張っている。スースーくさい。
ああ、若くないな。でも、今それなりにやれてるからいいや。戻りたいとは思わない。戻っても同じように過ごすに決まってるもの。
ふと見上げると空が高くなっているような気もするし、そうでない気もする。毎日、通る道でふと見上げると柿が淡くオレンジに熟しかけている。
今日買った梨はあんまり甘くなった。いつもと違う品種だからだろうか。まだ秋が来ていないからだろうか。花咲ガニはもう旬を迎えて港のショーケースに山積みになっているんだろうか。