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新しい家に行く機会がありました。
久々に風の音を聞きました。
春の風に揺れる木々のざわめきや前を通る人たちの話し声。
大きく切り取られた窓から注ぐ光。鉄筋打ちっぱなしと木材の調和。
どこからか聞こえる神社の鈴。窓から出て行く子供。
日向で目を細める足の長いミニチュアダックスフンド。
用事そっちのけでまどろんでいたら、注意されてしまいました。
何かが無くなってしまっても、そのかわりに新しく何かが生まれる。
生まれるというのは、形を持った可能性であり、希望であり、エネルギーの塊です。
明日もどこかで何かが生まれるのです。
すばらしきこの世界。