揚げた茄子って万能ですよね。

今日、気づきましたがいつの間にか紅葉した真っ赤な葉っぱもさらさらと散る時期です。どれだけ心に余裕がなかったのでしょうか。

誰かに迷惑がかかると思って焦って物事を進めると余計にほかの誰かに迷惑をかけてしまう。そういう連鎖をよく経験します。

やらかしてしまった時に「恐怖」を感じたんですけれどそれはここ最近で積み上げた積み木が崩れてしまうことへの恐怖であってもっと根源的なものではない浅い感情でした。

本来はもっと下の土台を基準に考えるべきです。土台が崩れかかったあのころを考えれば今回の失敗で失うものなんて本当に些細なものです。そう思えます。

何が本当に大切なのか。目の前のこと、掌に乗っているもの、上にゆらゆら浮かぶ陽炎のようなものに目と関心を奪われがちですが本当に大切なものってもっと根源的で、身近にあるような気がしています。

物事を見るには一点を凝視するより、視線を思うままに泳がせて全体のイメージをつかんだほうがいい気がします。

今すぐに揚げた茄子のように万能でいろいろなことをうまく運ぶことはできません。目の前のことに、全力でできないことにぶち当たってみて粉々に砕けてしまおうと思います。何度も泣きながらかき集めて、作り直して自分の「形」を固めていければ。

漫画や、歌や資格取得支援のCMでよく言われていますが「遅すぎる」ということはないそうです。