いろいろあってご無沙汰しておりました。

なんだかいろんなものが僕の中で沈殿していたようで行動、特に言動をいろいろと反省すると恥ずかしい甘酸っぱくて生臭い感じがプンプンする。

いろんなものをこぼしてしまう自分のお猪口のような器にがっかりするやら「まっ、こんなもんでしょ」と思うやらです。

実家に帰って農作業を手伝っていました。家族の隙をついて逃亡し、家の周りをぐるぐると散歩していました。

子供の頃は、気にも留めませんでしたが花が咲いておりました。誰も気にも留めていないところで、白梅が満開を向かえ椿は散り際でした。

実家からの帰りの車窓はなんとも美しい桜の連続でした。駅のホームを抱くように枝を垂らして咲く桜。キラキラと反射する川面の両側を彩る若い桜並木。

駅からの帰り道。ついつい小さな背中に誘われて猫を触りに寄り道。
安いリボンからちゃんとした首輪に変えてもらったふてぶてしい創業者顔のアメリカンショートヘアを撫でさせていただきましたが私の触り方が御気に召さなかったのか少し離れた所で
尻尾をぱたぱたと上下しながら日向ぼっこを始められました。


なんだかさらさらときらきらと善悪、明暗、新しい命と骸、いろいろなものを抱いて流れてていく川面を眺めているような心境です。何をするわけでも、何を考えるだけでもなく。たまにあの人のことを考えたりします。

コミュニケーションをすればするほど孤独を感じると思うのだけれどどうだろうか。

じゃあ、どうすんだと言われてもなんとも答えられないけれど。